「美味しいものを求めて日本全国食べ歩いている」と言っても過言ではない友人の誘いで、埼玉・大宮の「リストランテ マンジャーレ オリエンタルテラス大宮」に伺いました。
先月からスタートした、埼玉の食材を使った月替わりの「プレミアムディナー」がお目当てです。
秘密の園へようこそ!という雰囲気のアプローチ。
レセプションの奥は、中近東や東南アジアのテイストのダイニングルーム。
池のある中庭を囲んで
テラス席もあります。
アジアンリゾートのようですね。
寒い時期は、テーブルが「炬燵」仕様になっているのです。
外気10℃くらいでしたが、テラス席にもお客さんが入っていました。
食前酒は「Beauty L」を。
アップルバレルベースに酸味を加えた爽やかなオリジナルカクテルです。
前菜「オリエンタルガーデン」
昆布締めした愛媛の真鯛と、ミネラル豊富な能登の赤土野菜を使った彩鮮やかな一皿。
それぞれの野菜の味の輪郭がくっきりとわかる、舌が喜ぶサラダ。
イタリアンのアンティパストは、昔貴族の食卓でしか供されなかったのが理解できる美しさ。
季節感のある苺塩と苺のエスプーマソースでいただきます。
天然ライ麦のパンとローズマリーのフォカッチャ。
オリーブオイルはイタリア南部プーリアの「ディサンティ」のもの。
フルーティーで濃い味わいです。
お料理の合間にワインとパクパク。
サルのラベルがかわいいソノマのコッポラ・ワイナリーのソーヴィニョン・ブラン。
シトラスというよりはピーチのようなフルーティーさとベルベットのような滑らかさがあります。
「ホタルイカのパスタ」
ビゴリに新玉ねぎ、菜の花、ホタルイカをあしらった、春のパスタ。
ホタルイカはアンチョヴィのように野菜とあわせると、味が引き締まりますね。
「メバルのソテー」
春を告げる魚、メバルに春キャベツと桜えび。
あおさのりが、穏やかな春の海をイメージさせます。
皮がパリパリにソテーされたメバルの美味しいこと!
海のミネラルをそのまま味わっているようなあおさのりを、タップリつけていただきました。
「深谷和牛のグリル」
インカのめざめとわさび菜が添えられたランプのグリル。
埼玉県深谷産の牛は初めて。
年間450頭ほどで通常より長く30ヶ月以上飼育するので、希少価値が高いのです。
上質な赤身にチャコールグリルの香ばしさが加わり、肉好きにはたまりません。
大宮のマンジャーレでのみいただけるメニューです。
ワインはスペインのヌマンシア・テルムスのテンプラニーリョ。
蕗味噌と粒マスタード、グリーンマスタード、梅味噌、桜塩、狭山茶塩でいただくチャコールグリルのランプ肉、スパイシーさに負けない深みのあるワインです。
「桜餡のカスタードと抹茶アイス」
桜の葉と花で、日本の春を感じます。
塩抜きした塩漬け桜を使ったカスタードは、和菓子のようなやわらかい甘さ。
抹茶アイスも、ストレートに抹茶の美味しさを味わえます。
デザートにあわせてベルギーのデュック・ド・モンターニュのノンアルコールのロゼスパークリングを。
白もありますが、ノンアルコールとは思えないほど本格的な食事にあうスパークリングです。
ミニャルディーズは宝石箱に入って登場。
オレンジギモーヴ、ホワイトチョコレート、ココアのブラウニー、苺の生チョコ、キャラメル、パウンドケーキをいただきました。
ミニャルディーズでこれだけ豊富な味わいを楽しめるのは、嬉しいです。
最後は香り高いコーヒーで〆ました。
気が付いたら4時間近く過ぎていました。
空間とお料理の素晴らしさを堪能し、誘ってくれた友人に感謝!
恵比寿から湘南新宿ラインや埼京線で大宮までは40分程度。
大宮駅からは無料シャトルバスが出ているので、都内からでも気軽に行けます。
夏のメニューがスタートする頃に、またスパとセットで伺いたいと思います。
*とても雰囲気のあるキャンドルライトの元でのディナーでした。
お料理の詳細がわかるように調整した画像もあるため、トーンが統一されていなくてごめんなさい。
住所: 埼玉県さいたま市北区植竹町1-816-7 大宮璃宮1F
電話: 048-612-8762