インバウンドバブル?
最近銀座や六本木で、ゴージャスな食体験ができるお店が増えている感があります。
隠れ家系のレストランが大好きな友人の希望で、伺ったのは六本木「L エル」。
個室で日本各地から仕入れた旬の黒毛雌牛をいただけるお店です。
岩に囲まれたような入り口の正面はスタイリッシュなウエイティングバー。
個室に入る前に、こちらで1杯も良さそうです。
ソファーと大型スクリーンのある個室が3部屋。
3部屋とも内装の雰囲気は異なります。
私たちの部屋は、ゴールドベースの華やかながら柔らかい雰囲気です。
プライバシーが守られて、秘密めいた雰囲気にワクワク!
決まったメニューがなく、こちらの希望や食材の好き嫌いを反映して、コース仕立てにしていただけます。
ワインや日本酒とのペアリングもお願いできます。
これもサプライズ感が高まってうれしいです。
のっけからヤラレました!(笑)
「バーニャカウダ」が素敵すぎ。
埼玉と滋賀の契約農家のお野菜が、花壇のよう。
イカスミとパン粉を混ぜて土に見立てています。
これだけでもお野菜に味わいが加えられ、ワインが進んでしまいます。
次は「お肉の「ピンチョス」。
ロリポップキャンディーのようなプレゼンテーションが女子心をくすぐります。
牛タンのローストビーフ仕立て、アスパラガスとカイノミ、炙りサーロインのネギ巻き、ブロッコリーとナカバラ。
さすが、ここでも色々な部位が使われています。
「牛ロース、黄身と熟成バルサミコのソース、ベビーリーフ添え」
熟成したバルサミコってどうしてこんなに艶めかしい味わいなのでしょうか。
ベリーリーフお肉でくるりと巻いて、一口でいただきました。
「水ナスとトマトのカッペリーニ」
お肉が続いたので小休止。
蒸し暑い季節になると、甘味と酸味のバランスがとれた冷製パスタがより美味しく感じますよね。
オレンジワインとトマトが交じり合い、口の中で冷た~いトマトソースに。
「牛カツ」
カイノミを低温で30~40分揚げてあるそうです。
ジワジワと火が入っているので、お肉がとても柔らかく、カツと言ってもとても優しい口当たりです。
香草、唐辛子が入ったパン粉が、調味料のようにお肉に美味しさを加えます。
「牛すね肉の和風リゾット」
木の芽の香りに、時雨煮のような牛すね肉。
アルデンテに炊けたお米は、宮城のささ結び。カルフォルニア米のような甘味があります。
「花巴」にあわせても美味しいのですが、
「ステーキ」
熱い溶岩にのった中バラとランプ肉。
美しい焼き具合に目を奪われます。
わさび、辛子、岩塩のコンディメントがありますが、まずはそのままお肉を味わいます。
焼き目の香ばしさと噛みしめるたびに滲み出す肉汁の旨みを堪能!
今回のワインは、比較的お手ごろなフレッシュなラインナップ。
でも、お肉の状態を見極めたペアリングなのでとてもバランスがよく、お肉尽くしでも重たく感じることはなく、美味しさの余韻が続きます。
ピンチョスからステーキまで、本当にいろいろな味わい方があるのですね~。
デザートは、メロンのグラニテを敷き詰めたアイスクリーム。
ラフロイグをあわせました。
特別感満載のゴージャスな個室で、ゆっくりといただく和牛とワインのペアリング。
大事な友人の誕生日やお祝い事にぜひまた訪れたいです。
「今日は決めるぞ!」というデートにももちろんおススメです。
住所: 東京都港区六本木3-13-14 ゴトウ3rdビル4F
電話: 03-5770-8280