味覚があう同世代の友人から、5,6月生まれの合同バースデーのお誘いが。
年に1回の特別な機会なので、ちょっと奮発してリュクスに・・・と、渋谷「焼肉YAMAZON」へ。
「セレブ焼肉」と唱っていますが、外観はフレンチレストラン。
全席個室の落ち着いた設えで、最上級の和牛とワインを楽しめる空間です。
焼肉とフレンチが両方堪能できる「フレンチフュージョンYAMAZONコース」をいただきました。
ワインはあらかじめだいたいの予算と飲む量をお伝えして、ソムリエにお任せしました。
マリーアントワネットに献上したメゾン・ドユ・シャンパーニュの一つ、パイパー・エドシックの 2006年で、
乾杯!
アミューズは、国産タンのスモーク ロゼワインジェリー ラビゴットソース。
このタンは希少で、こちらのお店でも月1本くらいしか入荷できないそう。
アミューズから特別感が溢れています。
前菜は「鶏レバーのカンパーニュ 野菜のピクルス添え、すずきのカルパッチョ、バジルソース」。レフォールソースは、パテ用です。
ヴィシソワーズの口当たりの滑らかさは特筆すべき!
フォアグラにはロゼを・・と。
お店のお奨めは、ミラヴァル。
ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョイが南仏で購入したワイナリーとして有名ですね。
「鴨フォアグラのポワレと大根煮」
少し和風のテリヤキソースに似た甘辛く出汁が効いたソース。
通常フォアグラに合わせる白だと、全体の甘辛さが強すぎてしまうかも・・・
ロゼにすると、出汁を感じる上品な味わいに。
「トリュフとお野菜を浮かべた米沢牛のコンソメスープ」
6年ほど前、ウィーンで出会った印象的な牛コンソメスープを彷彿させる美味しさ!
味が濃厚なのに、口当たりは軽い。
黒トリュフの香りが、喉から抜けるコンソメの香りと相まって、上顎から鼻にかけて美味しい香りのせめぎ合い。
赤は、ジュヴレーシャンベルタン。
2011年なので、まだ若めです。
赤身肉とあわせて、フレッシュベリーの味わいを楽しみました。
「ブリスケ(腕)、肩三角、かめのこ」
美しすぎる赤身たち(笑)!!
「みすじ、とも三角、リブかぶり」
そして、脂が美味しい霜降りたち。
お肉は全てお店のスタッフが頃合いよく焼いてくれます。
薬味も考えぬかれています。
右はパクチー、赤玉ねぎ、パセリで、霜降り肉にあわせて。
左は白ワインビネガー、レモン汁で、岩塩と一緒に赤身肉に。
ここでやっと「焼肉」になりました。
フレンチのままだったら、ここで何らかのステーキやグリエになるのでしょう。
網で焼く上質のお肉は、余分な脂が全くなくなるのでとても軽く感じます。
食べ疲れも防げるので、メインのお肉に焼肉、いいですね~!!
「牛タンシチュー 赤ワイン風味のリゾット添え」
でも、お肉の煮込みはやっぱりフレンチがいいのです!
単品でこれをお願いしたいくらい、好みの味です。
そして最後はバースデープレート。
いくつになっても嬉しいですね!
クラシックなお料理が、今はかえって新鮮で、少しノスタルジーも感じられ、素敵なバースデーディナーになりました。
半個室(ドアなし)と完全個室(ドアあり)の空間も、友人と過ごすのに最適。
ハレの日使いに是非とも訪れたいお店です。
住所: 渋谷区渋谷1-6-11
電話: 03-6805-0486