グルメ:フレンチ

西麻布「アジュール・エ・マサウエキ」風景画のようなお料理に詰まった和・仏のエッセンス

ご近所に新店舗オープンが続いています。
カウンターがあるお店は一人でも大丈夫ですが、レストランとなるとやはり2人以上で・・・と思っていたところ、お誘いが。
今年3月にオープンした時から気になっていた「Azur et Masa Ueki アジュール・エ・マサ・ウエキ」にやっと伺えました。ナパのワイナリー「Azur Wines アジュール・ワインズ」とフレンチシェフ植木将仁氏がタッグを組んだレストランです。


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世界一のロゼをつくろうと、南仏からナパに移ったフランス人の醸造家 Julian Fayard ジュリアン・フェイヤールが率いる「Azur Wines アジュール・ワインズ」をメインとしたワインと、国産の厳選された食材のみを用い一皿一皿のネーミングが想像力をかきたてる植木シェフのコース料理を楽しめます。

今回はワインのペアリングをお願いしました。

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アミューズにあわせて、ポルトガルのアヴェッソ100%のエスプマンテ「ferro フェロ」
穏やかな泡に反して若く元気を感じる味わいです。



「幸いなる出会い」

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盆栽かとみまごうアミューズは、葡萄の木に葡萄の身を模した飴コーティングのトマトが”なって”います。


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玉砂利の上には、鹿のロースト、蛸のコンフィとサクランボ、ホタルイカと磯海苔のチップス。

欧米のワイナリーの中のレストランのような雰囲気のお店で、和の文化を感じさせるアミューズからスタートするとは!
意外性に満ちた展開にワクワク~。


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「甘美なる憂愁」
牡丹海老の手前には、マンゴー、フォアグラのコンフィ、そば粉のガレット、ショコラシャンティ―。
ガレットにマンゴー、フォアグラをのせてショコラシャンティ―を”塗って”いただきます。
ホイップ状のチョコレートとフォアグラのフワロト、マンゴーのトロリとした食感、牡丹海老のプリプリ感。
異なる甘味と食感があわさっていて面白い。


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前菜には「AZUR アジュール 2015」、シラー100%のロゼ。


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「潮騒」
平貝とミモレットのグラティネ、天然野いちごのブールブラン。
平貝がとれる三河の海に夕日が映り、ふと見上げたら野生のイチゴが茂っていた風景をお皿の上で再現したそうです。



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ポルトガルの「Dom Diogo ドム・ディオゴ」
イチゴキャンディーのような色味と甘い香りがありますが、タンニンも感じる味わい。
魚介にあうワインとして定評があるそうです。


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「清澄」
シャンピニョンコンソメ。

すましスープなので”コンソメ”となっていますが、ブイヨンは使っていません。
シャンピニョンを煮出してスープにして塩で味を調えているのみ。

湯煎したカップに鉄瓶から注がれます。
松茸の土瓶蒸しのフレンチ版と言ったところでしょうか。
力強いシャンピニョンの香りが鼻腔をくすぐり、スープを飲み込んだあともラストノートが続きます。


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そこに湿った土の香りが特徴のオレゴンのピノノワール「Brick House Les Dijonnais 2011」
ペアリングの妙の極み!

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「荒波を乗り越えて」
鰆のガストロヴァック、白海老、カレーエマルジョン。
鰆とカレーソース、白海老とソースアメリケーヌでいただきました。
ぎばさの磯の香りが両方のソースに複雑みを加えます。


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イスラエルのシャルドネ「Yarden ヤルデン」
特に、脂肪を含んだ鰆とカレーソースが、バリックなヤルデンとピッタリ。


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「ゆらめく微光」
能登湧き水とアズールのジュレ、かぼす。
「AZUR アジュール 2015」のソーヴィニョン・ブランのジュレがキラキラ輝く様も、海の水面のよう。


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「里山からの贈り物」
伊豆天城 仔鹿の藁焼き、天然山菜、ソースポワヴラード。


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ナパのカベルネ・ソーヴィニョン「Adaptation アダプテーション」
元気で力強いベリー系のフルーツとタンニン、正に優秀なカルフォルニアワインの典型のようです。


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「来たれ愛しい人」
千葉銚子 地はまぐりリゾット、山ウド、エストラゴン。
貝が十分器になる大きくて立派なはまぐり。
山ウド、エストラゴンの香草で、味の輪郭をキュッと引き締めます。


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やはりお米料理にはお米のお酒!
千葉の木戸泉酒造の純米生「afs アフス」
白ワイン(リースリング?ゲヴェルツトラミネ―ル?)が持つような酸味を感じます。


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「葉漏れ陽」
アヴァン・デセールは、蕪のフロマージュクリュ、パイナップルとバジルのソルベ、文旦。
茶道のお茶碗のような器が素敵です。


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小樽の食用葡萄 旅路「Tabi タビ 2016」

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「朱に触れて」
そしてグラン・デセールは、
あまおうのババ、サヴァイヨンクリーム、とちおとめソルベ、紫蘇。

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宮崎の食用葡萄 キャンベル・アーリー「Tsuno Wine」


デセールに甘味があるので、食用葡萄のワインとよいバランス。


「小さな宝石たち
プチフールはお道具箱に入って。

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チョコレート塩ケーキとレモンケーキ。

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白・赤ワインゼリー。


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ラベンダーのマカロン、アーモンドのフィナンンシェ。


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西東京にあるハーブ園のレモングラスのハーブティーと一緒に。


今回いただいた植木シェフのお料理は、自然を表現する和の食文化、フレンチそして北欧のエッセンスが加わった豊かな創作性を感じるものでした。

ご自身のルーツである日本の食材、キャリアであるフレンチの手法、そして少しですがトレンドのノルディック、全てが集結された素晴らしいお料理とワインの夕べでした。


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住所: 東京都港区西麻布2-24-7
電話: 03-6805-1147




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by yukikusama | 2017-05-29 17:32 | グルメ:フレンチ

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