こじんまり、でもとても個性的なメニューが楽しい池尻大橋「パリアッチョ」。
メニューが黒板だけというのも、食材が一番美味しい状態でいただけるので嬉しいです。
ジビエを始め秋の食材が出始めましたよとご連絡をいただき、早速お店の近所に住む「食友」を誘って伺いました。
スパークリングと一緒に、おつまみ感覚で「自家製パン」と「田舎風パテ」。
左からパン・ド・カンパーニュ、フォカッチャとリュスティック。
2週間熟成をかけたパテはスッとナイフが入り、脂が身に溶け込んだようなシットリとした美味しさです。
厚めなのも「田舎風」で楽しいです。(これ、2人でシェアしました。念のため)
そしてこの日一番楽しみにしていたのは、
「発酵マッシュルームのオムレット」。
キノコ類が大好きで、しかも初めて経験するお料理!
発酵マッシュルームを、具材とソースにしてあります。
ロシアではマッシュルームを冬の間保存するために、密閉容器で発酵させておくそうです。
発酵させるとフレッシュな時よりもより風味と味わいが増して、森の香りが強く感じられます。
オムレットもバターがタップリ、ややしっかり目に火が通っていて(ここ、私にとって大事なポイント!)、トロリとしたソースをどっしりと受け止めます。
シシリアのビオ ピノグリージョと一緒に。
このオムレット、自家製パン、ワインだけでも幸せ!
「鴨の生ハムとマスカット、ブルーチーズのサラダ」
生ハムも自家製。
苦味のあるトレビス、酸味とほのかな甘みのマスカット、香ばしいクルミに華やかな香りのブルーチーズ。
フルーツも野菜のように使う料理は本当に美味しいですね。
こちらはチリのカベルネ・ソーヴィニョンで。
軽めなのでサラダでよいバランス。
「モンサンミッシェル産 ムール貝のパスタ」
シェフがフレンチ出身なので仏産食材も使うようです。
小粒で濃い味わいのムール貝とサルディーニャの粒パスタフレーグラ。
海の旨みと香りが詰まったソースをスープのようにいただきました。
こちらにはチリのシャルドネです。
メインのジビエは「フランス産山鳩」。
パイ包みの中にはポルチーニとフォアグラも入っています。
鳩はともするとパサつきを感じる事がありますが、とてもシットリと仕上がっています。
秋の到来を告げる一皿です。
鳩の出し入りのワインソースは軽く、付け合わせの根セロリのピュレの淡い苦みと清涼感が食べ疲れを防いでくれます。
きりもりしているソムリエの大内明氏とシェフの常川清悟氏。
お二人とも話が弾み、とても楽しいディナータイムを過ごしました。
「パリアッチョ」はトラットリアの雰囲気と価格で、レストランレベルのお食事が楽しめる貴重なお店です。
住所: 東京都目黒区大橋1-5-1
電話: 03-6416-0190
パリアッチョ
ジャンル:イタリアン
アクセス:東急田園都市線池尻大橋駅北口 徒歩5分
住所:〒153-0044 東京都目黒区大橋1-5-1 クロスエアタワー 1F(地図)
周辺のお店:ぐるなび 池尻大橋・三宿×イタリアン(イタリア料理)
情報掲載日:2017年10月8日