16年前でしょうか、友人夫婦が魚専門の割烹を始め、そこで初めていただいたのどぐろ。
塩焼きがとても美味しかった事を覚えています。
でも、本当に美味しいものはなかなか手に入らないんだよねと言っていました。
確かに脂っぽいものにあたることもあり、懇意にしているお店以外ではあまりお願いする事はありませんでした。
美味しいのどぐろが食べたいな〜と言ったところ、友人が日本初ののどぐろ専門店
「銀座中俣」に連れて行ってくれました。
本当に美味しいから色々な調理法でいただけるコースがオススメとのことです。
「季節の小鉢」
のどぐろ南蛮漬け、黒ばいがい。
のっけからのどぐろです!
脂がのっているのどぐろは甘酢でしめても身がふっくら。
こちらののどぐろは長崎・対馬産の「紅瞳」。
脂ののり、旨みは対馬産が一番の特上品とのことです。
「のどぐろ刺身・薄造り 鮮魚五点盛り合わせ」
手前が薄造りで奥が厚切り。
薄造りは淡路の藻塩で甘みを引き出し、
厚切りは薬味とわさび醤油で濃い旨みを存分に堪能しました。
お刺身の引き方によっても異なる美味しさを楽しめるのですね!
他にトロリとした甘さが舌の上でひろがる北海道・余市のボタン海老、噛む程に赤みの美味しさがにじみだす大間の本まぐろ、宮城の生さばは脂ののったのどぐろの白身に比例する美味しさの赤身。
「のどぐろ塩焼き」
こんがりと焼けた半身。
ほどよく脂が落ちていますが、白く輝く身に脂の甘みはきちんと残っています。
白身のトロとはよく言ったもので、脂の美味しさが際立っています。
目玉もトロリと美味しく、骨以外は全ていただきました。
じょかがあったので、一緒に。
お刺身のボタン海老は、唐揚げにしていただきました。
味噌を残していたので、殻と一緒にパリパリ美味しくいただきます。
「名物さつま揚げ」
こちらものどぐろ。
すり身をさつまいもと卵のみのつなぎで。
コクのある上品な味わいです。
じょかにした芋焼酎「養老伝説」とよくあいます。
「のどぐろしゃぶしゃぶ」
出汁ものどぐろのあらでとってあります。
お刺身でいただけるのどぐろを出汁にくぐらせ、ふっくらとした身にのどぐろの出汁をまとわせてダブルの味わいを楽しみます。
ポン酢が脂を中和させてサッパリといただけます。
「のどぐろ一尾丸ごと土鍋ご飯」
これがすごすぎ!!
お米がのどぐろの美味しさを全て吸い込んで、旨みたっぷりの脂でお米一粒一粒をコーティングしているかのよう。
あまりの美味しさに2膳半ずついただいて、土鍋は空に(笑)。
炊く前に見せていただいた時に、こんなに立派な一尾を炊き込むのねと期待した以上の美味しさでした。
のどぐろを余すところなく、考えられうる調理法全てを味わえるコースは、専門店ならでは。
120%堪能して、
「わらび餅」と番茶で食事を終えました。
本当に美味しいのどぐろのお店を紹介してくれた友人に感謝。
ビルの地下にありますが、店内は古民家風で落ち着けます。
築地にも二号店がありますが、友人曰く少人数で落ち着いて食事をする時はこちらの銀座店のほうが好みだそうです。
年末に向けてのどぐろも益々美味しくなるはず。
年内にもう一度ご褒美ディナーに伺おうと思います。
住所: 東京都中央区銀座4-10-12 サマリアビルB1F
電話: 050-5589-7377
のどぐろ専門 銀座中俣
ジャンル:銀座和食個室鍋のどぐろ
アクセス:地下鉄日比谷線東銀座駅 徒歩1分
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座4-10-12 銀座サマリアビルB1(地図)
姉妹店:八丁堀 茂助 | 中俣酒造 茂助
ネット予約:のどぐろ専門 銀座中俣のコース一覧
周辺のお店:ぐるなび 銀座×刺身・海鮮料理
情報掲載日:2017年10月9日